Meeting recording privacy

Copilotで会議録音・文字起こしを使う前に確認すること|同意・社外秘・議事録共有

会議の文字起こしや要約は便利ですが、録音、発言者名、議事録、社外秘の情報が残ります。開始前、会議中、共有前の確認を分けて考えます。

このページで確認できること

Teams会議の録音、文字起こし、会議要約をCopilotで使う前に確認したい点を、入力前、出力後、共有前、STOP条件に分けて整理します。安全を保証するページではなく、共有や公開の前に確認漏れを減らすための実務メモです。

入力前に確認すること

  • 録音や文字起こしを使う目的と参加者への説明を確認する
  • 社外参加者、機密議題、個人情報、未確定事項が含まれるか確認する
  • 会議オプションや組織設定で許可範囲を確認する
  • 録音なし、文字起こしなしで使える範囲も検討する

出力後に確認すること

  • 要約に発言者名、顧客名、未公開情報が残っていないか確認する
  • 決定事項、宿題、日付、数字が会議内容と合っているか見る
  • 意見と決定を混同していないか確認する

共有前に確認すること

  • 議事録の共有先、閲覧権限、転送可否を確認する
  • 社外秘や個人情報を含む部分を分ける
  • 録音やトランスクリプトへのアクセス範囲を見直す

STOP条件

  • 録音や文字起こしへの同意や説明が不十分
  • 社外秘や個人情報を広い範囲へ共有しそうになっている
  • 会議要約を正式な決定記録として扱いそうになっている

TeamsのCopilot会議オプション(Microsoft公式)

主催者は会議のオプションで、Copilotの値を次の3つから選びます。録音や文字起こしを残すかどうかが、この値で変わります。

主催者の選択公式の説明
During and after the meeting(会議中と会議後)誰かが文字起こしを始めると、ライセンスのあるユーザーが会議中も会議後もCopilotを使えます。
Only during the meeting(会議中のみ)ライセンスのある誰かがCopilotのボタンを押すと、ライセンスのあるユーザー全員で会議中だけ動きます。音声をテキストにした一時的なデータは、会議の終了後は保存されないと説明されています。
Off(オフ)会議の誰もCopilotを使えません。このときは録音と文字起こしもオフになります。
  • 会議中のみで使う場合、Copilotは自動では始まりません。参加者が会議のコントロールにあるCopilotのアイコンを選ぶ必要があり、いったん始めると会議の終わりまで続きます。文字起こしも自動では始まりません。
  • 文字起こしも録音もしていないと、会議後のRecapタブにはCopilotの内容は出ません。会議中のみで使った場合でも、組織のMicrosoft Purviewの保持ポリシーによっては、Copilotへの質問と応答がコンプライアンス目的で保持されることがあり、eDiscoveryで検索できる場合があります。
  • エンドツーエンド暗号化の会議では、TeamsのCopilotは使えません。
  • 録音と文字起こしを見られる人を主催者などに絞った会議では、その範囲から外れた出席者は、「Only during the meeting」を選んでいてもCopilotを使えません。

出典: Manage Microsoft Copilot in Teams meetings and events、Use Copilot without transcribing or recording a Teams meeting or call、Customize who can access a recording or transcript in Microsoft Teams/確認日 2026年11月2日

管理者のポリシーとの関係(Microsoft公式)

組織の管理者は、Teamsの管理センターの「Meetings」から「Meeting policies」を開き、「Recording & transcription」の「Copilot」で、主催者の初期値と変更の可否を決めます(PowerShellでは -Copilot)。

管理センターの値主催者の初期値と変更
On(Enabled)初期値は「会議中のみ」。主催者は「会議中と会議後」「オフ」に変えられます。
On with saved transcript required(EnabledWithTranscript)公式の説明では既定値。初期値は「会議中と会議後」で、主催者は変更できません。
On with transcript saved by default(EnabledWithTranscriptDefaultOn)初期値は「会議中と会議後」。主催者は「会議中のみ」「オフ」に変えられます。
Off(Disabled)初期値は「オフ」。主催者は「会議中のみ」「会議中と会議後」に変えられます。

文字起こしのポリシー(-AllowTranscription)との組み合わせで動きが変わります。たとえば文字起こしがオフで、主催者が「会議中と会議後」を選んでいると、文字起こしの権限をもつ別の参加者が文字起こしをオンにしない限り、ライセンスのあるユーザーでもCopilotを使えない、と公式の表に書かれています。自分の会社の設定は、管理者に確かめるのが確実です。

出典: Manage Microsoft Copilot in Teams meetings and events/確認日 2026年11月2日

関連ページ

公式情報で確認するリンク

FAQ

Copilotに情報を入れる前に何を見ますか?
個人情報、顧客情報、社員情報、機密情報、契約情報、認証情報に近いものが含まれていないか確認します。
Copilotの出力はそのまま使えますか?
そのまま使わず、事実、数字、日付、引用、固有名詞、共有範囲を人間が確認します。
会議録音や文字起こしはいつでも使えますか?
会議の目的、参加者、同意、管理設定、共有範囲を確認してから使います。
重要判断をCopilotに任せてもよいですか?
人事、契約、医療、金融、法務、顧客対応などの重要判断は、人間の確認と社内ルールを優先します。
このページは法的な助言ですか?
いいえ。実務前の確認項目を整理したもので、必要な場合は社内担当者や専門家に確認します。