非公式の確認メモ / 2026年8月の更新

Copilotコードレビューの Lite と Balanced

2026年8月7日、GitHub Copilotのコードレビューでレビューの深さを2段階から選べる機能が一般提供になりました。軽い変更に速く返す Lite と、より踏み込んだ分析をする Balanced です。どちらを使うかはレビューごとに選べ、組織側で既定を決めることもできます。

2つのレベルの違い

レベル公式の説明向く場面
Lite単純な変更に対するフィードバック誤字修正、設定値の変更、定型的な追加
Balancedより高い推論のモデルによる、踏み込んだ分析に値する変更ロジックの変更、複数ファイルにまたがる修正、影響範囲が読みにくい変更

既定がどちらかは公式の案内に書かれていません。レビューごとに選ぶ形で、組織の管理者が既定を決められる、とされています。

対象になるプラン

公式には「Lite と Balanced は Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterprise の各プランで利用できる」とあります。無料の範囲についての記載はありません。

管理者が何かを有効にする必要があるかどうかは、この案内には書かれていません。組織のアカウントで選択欄が出ない場合は、管理者側の設定を確認してください。

組織で既定を決める場所

組織の管理者は次の場所で既定を設定できます。

  1. 組織の設定(organization settings)を開く
  2. Copilot を選ぶ
  3. Copilot code review を選ぶ

リポジトリ単位や個人の設定については、この案内に記載がありません。実際の画面で確認してください。

どう使い分けるか

迷ったときは「そのPRを人が読むのにどれくらいかかるか」で決めると分かりやすくなります。

全部を Balanced にしないでください。深いレビューは指摘が増えます。単純な変更にまで細かい指摘が付くと、読み飛ばす習慣がついて、本当に重要な指摘まで見なくなります。

組織で決めておくとよいこと

選べるようになると、人によって使い方がばらつきます。既定を決めるだけでなく、次も決めておくと運用が安定します。

  1. 既定をどちらにするか — 迷わせない
  2. Balanced に上げる基準 — 「変更行数」「触るファイル数」など、判断できる形で
  3. レビューの結果を誰が見るか — 出しただけで読まれない状態を避ける
  4. 人のレビューを省略しないこと — AIのレビューは人の確認の代わりにはなりません

4番目が最も重要です。レベルを上げても、公開やmergeの判断は人が持つという前提は変わりません。

費用への影響

この案内には、利用量や課金への影響についての記載がありません。ただし一般に、より高い推論のモデルを使う場合は消費が増える傾向があります。Balanced を既定にする前に、自分のアカウントの利用状況を確認してください。

確認の場所と見方はAI creditsのページにまとめています。

指摘が多すぎる・少なすぎる時

レベルを変えても、感じ方が合わないことがあります。原因はレベル以外にあることが多いので、順に確認してください。

症状疑うところ
指摘が多すぎて読まなくなるPRが大きすぎる。分割すれば1件あたりの指摘が減る
細かい指摘ばかり出るBalanced を単純な変更に使っている
肝心な部分を指摘しない変更の意図が差分から読み取れない。説明を書く
同じ指摘が繰り返されるプロジェクト側の方針が伝わっていない

1行目が最も多い原因です。レビューの質は、レベルより「1回のPRの大きさ」で決まる部分が大きくなります。分割できるなら、そちらを先に試してください。

関連ページ

よくある質問

既定はどちらですか?
公式の案内に記載がありません。組織の管理者が既定を決められるとされています。

どんな時に Balanced を使いますか?
読むのに時間がかかる変更、影響範囲が読みにくい変更、差分が大きい変更です。単純な変更には Lite で足ります。

費用は増えますか?
この案内に記載はありません。高い推論のモデルは消費が増える傾向があるため、利用状況を確認してください。

人のレビューは省略できますか?
できません。mergeと公開の判断は人が持ってください。

組織のアカウントで選べません
管理者側の設定を確認してください。組織の設定 → Copilot → Copilot code review で既定を決められます。

この記事の情報について

本文の内容は、2026年8月7日付のGitHub公式の変更履歴に記載されている範囲で書いています。既定の設定や費用への影響など、案内に書かれていない事項は「記載がない」と明記しました。仕様は変更される可能性があるため、実際に使う前に公式情報も確認してください。当サイトはMicrosoftやGitHubの公式サイトではありません。