非公式の確認メモ / 2026年8月の更新

Copilotクラウドエージェントの推論レベル

2026年8月3日から、Copilotクラウドエージェントでタスクを始める時にモデルと一緒に推論レベルを選べるようになりました。公式は「高いレベルは難しい問題への回答を良くするが、より多くのトークンを消費し、したがってより多くのクレジットを消費する」と明記しています。質と費用が直接つながる設定です。

公式に書かれていること・いないこと

項目公式の記載
選ぶ場所タスクを始める時に、モデルと並べて選ぶ
対象プランクラウドエージェントを含む有料プラン全て(Pro / Pro+ / Business / Enterprise / Max)
費用への影響高いほどトークンとクレジットの消費が増える
レベルの名前記載なし
既定のレベル記載なし

レベルの具体的な名前と既定値は案内に書かれていません。実際の画面で確認してください。

上げる価値がある作業・ない作業

費用が直接増えるので、常に高くするのは合理的ではありません。作業の性質で分けてください。

上げる価値がある上げても変わりにくい
原因が分からない不具合の調査決まった形の繰り返し作業
複数ファイルにまたがる設計変更誤字修正、表記の統一
選択肢が複数あり、判断が要る作業手順が決まっている置き換え
過去の経緯を踏まえる必要がある変更結果が一意に決まる変換

右側の作業では、答えが変わらないぶん費用だけが増えます。

上げる前にやること

推論レベルを上げるより先に効く手当てがあります。順に試してください。

  1. 指示を具体的にする — 対象・やること・範囲・やってほしくないこと。曖昧な指示は往復が増え、そのぶん消費します
  2. 渡す材料を足す — 前提が足りないと、推論を上げても補えません
  3. 作業を分ける — 大きな依頼を1回で通すより、区切ったほうが確実です
  4. ここで初めてレベルを上げる

「うまくいかないから上げる」は順番が逆になりがちです。指示が曖昧なまま推論を上げても、曖昧なまま深く考えるだけで、費用が増えて結果が変わらないことがあります。

効果を確かめる

上げた効果は感覚では判断できません。次の形で比べてください。

  1. 同じ指示文を用意する
  2. 低いレベルで1回実行し、結果と消費を記録する
  3. 高いレベルで同じ指示を実行する
  4. 一発の出来ではなく、直す手間で比べる
  5. 消費の差に見合うかを判断する

4番目が要点です。日常の作業では、最初の出力の完成度より、そこから直す回数のほうが効いてきます。消費の確認はAI creditsのページにまとめています。

組織で使う場合

複数人が使うと、誰がどのレベルを使ったかで消費が変わります。運用として決めておくと、後から原因を追えます。

4番目が無いと、月末に気づくことになります。

モデルとレベルは別の選択

タスク開始時にモデルと並べて選ぶ形なので、混同されがちですが役割が違います。

何を決めるか費用への効き方
モデルどの相手に頼むか。得意分野と単価が変わるモデルごとの単価
推論レベルどれくらい考えさせるか消費するトークンの量

つまり同じモデルでもレベルで消費が変わり、同じレベルでもモデルで単価が変わります。両方を同時に変えると、どちらが効いたか分からなくなります。比べる時は片方ずつ変えてください。

モデル側の選び方と単価の考え方は、モデル追加のページ料金のページにまとめています。

関連ページ

よくある質問

レベルはいくつありますか?
公式の案内に名前や個数の記載がありません。実際の画面で確認してください。

常に高くしてはいけませんか?
禁止ではありませんが、消費が増えます。結果が変わらない作業では費用だけが増えます。

どこで選びますか?
タスクを始める時に、モデルと並べて選ぶ形とされています。

無料で使えますか?
対象はクラウドエージェントを含む有料プランです。無料の範囲についての記載はありません。

上げたのに結果が変わりません
指示が曖昧なままの可能性があります。対象・やること・範囲を具体化してから試してください。

この記事の情報について

本文の内容は、2026年8月3日付のGitHub公式の変更履歴に記載されている範囲で書いています。レベルの名前と既定値は案内に無いため「記載なし」と明記しました。仕様と料金は変更される可能性があるため、実際に使う前に公式情報と自分のアカウント表示も確認してください。当サイトはMicrosoftやGitHubの公式サイトではありません。